元町と本牧を結ぶ麦田のトンネル(山手トンネル)を抜けた本牧通りは、知る人ぞ知る隠れた名店が点在するグルメスポットでもあります。今日は先日見事自動車免許を取得した友人とともに、本牧通り沿いに店を構えるギリシャ料理店に行ってきました。お店の名前は「パルテノン」。先日発売された
雑誌「エル・ア・ターブル」の地中海料理特集でも紹介されていたお店です。お店のそばに住んでいながらなかなか行く機会に恵まれず、およそ2年ぶりの来訪です。(前回はちょうどアテネ五輪の頃でした)
白を基調とした、いかにもギリシャ風なこじんまりとした店構え。店の中にはいると土曜の夜と言うこともあってか、そこそこ混んでいます。カウンターに通された私たちは、「メゼ」(前菜の盛り合わせ)、ギリシャの田舎風サラダ、チキンのレモン焼き、茄子のフライを注文。前菜の盛り合わせはタラモサラダ、ジャジキ、イワシのマリネ、フェタチーズ?の4種の盛り合わせです。
たらことジャガイモをペースト状に練ったタラモサラダはなめらかな味わい。たらこの生臭さもなく、一緒にオーダーした熱々のバケットとは最高の組み合わせでした。
ジャジキはきざんだキュウリとにんにくとヨーグルトを和えたもの。キュウリのさわやかさとヨーグルトのマイルドなコク、ピリッとしたにんにくの風味が食欲をそそります。野菜好きの友人が感動した一品でもありました。イワシのマリネも生臭さは全くなく、程よい酸味と塩加減。手の込んだ前菜ではないものの、どの料理も丁寧な仕事ぶりが伺える味でした。
ギリシャの田舎風サラダはこの店に来ると必ず頼んでしまう料理。とにかく大量のトマト、キュウリ、タマネギ、レタスをオリーブオイル、酢、オレガノなどのハーブがたっぷり入ったドレッシングで和えた家庭的な素朴なサラダです。食べると細胞から元気になれそうな新鮮な味わいです。
チキンのレモン焼きは骨付き鶏もも肉を塩とレモンでローストしただけのシンプルな料理ですが、塩加減と焼き加減が絶妙で、しみじみと素材の美味しさが実感できる一品でした。
最後に出てきたのは、薄くスライスして薄い衣をつけて揚げた茄子のフライ。にんにく風味のマッシュポテトソースが添えられています。これは一口食べて茄子の甘さにびっくりした一品でもありました。焦がさない程度にじっくりと茄子を揚げているせいか、茄子の味が凝縮されて素材そのものの甘さが引き出されたようです。
今回オーダーした料理はどれもギリシャの家庭料理的なものだと思いますが、シンプルな中にも素材そのものの味を最大限に引き出した極上の味わいでした。二人でたっぷり食べて合計5,000円ちょっとという良心的な価格も嬉しいお店です。最寄り駅からは若干遠いのですが、これからも地元の人に愛される店として長く続けて欲しいものです。
ギリシャレストラン パルテノン